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その他の情報 Ⅰ、

睡眠の重要性を私はいつも相談者にはお話ししています。
なぜなら、睡眠不足が心の病や精神・身体的症状をつくり出すことを助長し、さらには悪化させているからです。
それは、心の病を生じさせる大きな原因の一つである精神的ストレスが睡眠を阻害することで、例外なく人は睡眠不足に落ち入っていきます。
私たちの脳は、疲労したら休息を必要とします。また、脳機能を正常に保つための調整が寝ている時間に行われています。
私たちが心の病にいたったり精神的苦痛が長引く時、脳は本来の正常な働きができずに機能不全を起こしている状態です。
そうした誤作動(機能不全)を起こす重要な要因は、十分な睡眠が取れないことから起こります。
睡眠不足だと、脳内の神経伝達物質の分泌のバランスが崩れ、脳の働きが異常になったり、自律神経のバランスが崩れたり、脳内神経細胞の修復もしっかりとできない状態になるからです。
精神的ストレスが長く続くと人はだんだんと睡眠に障害が起こってきます。
睡眠不足にいたる要因は、ストレス環境や精神的要因(人間関係やその他の悩みや苦痛や後悔などの精神状態)が引き起こす脳の機能異常によるものです。
脳が何らかのストレスで疲労してくると、夜になっても脳内でギャバやメラトニンが十分に作られなくなり、なかなか眠れなくなったり、いったん眠っても神経の興奮が生じて中途覚醒を起こすようになります。
そうなって、睡眠薬や睡眠導入剤、精神安定剤や抗うつ薬などの薬物を服用しての睡眠の場合は、特に普段より長い時間の睡眠が必要になります。なぜなら、薬物によって眠っている脳は、正常な眠りとはいえなく、その間に必要十分な処理が阻害されてしまうのです。
必要な睡眠時間には個人差がありますが、必要な睡眠が不足すると、本来眠っている時に脳が処理している働きが十分に行えず、脳機能が正しく働かなくなり機能不全に落ち入ります。
心の病に陥り症状に苦しむようになる、いわゆる脳の誤作動状態が生じて症状が進行してしまうのです。
ストレスによる免疫機能も低下します。いろんな原因不明の身体症状も生じてきます。
わたしたちは、十分な睡眠を取ることで、ストレスによる脳内のダメージを修復し、心の病が生じないように、脳機能を正常に保つことを心がけるべきなのです。

次ページ以降は、心(脳)に関連する様々な情報(参考データ)などを掲載します。

2013年10月20日にイギリスのScience誌に発表された内容です。≫≫≫