Mind Science

mind-science.jps.jpg
IMG_1978.JPG催眠療法といえば、
私は催眠に入れるかどうか不安だという声を良く聞きます。
催眠に入れなかったら無意味だと勘違いされているようです。
では、いったい催眠療法って何なのでしょうか?
催眠をかけて暗示を与えるだけで治せるものでしょうか?
だとしたら、催眠に入れなかったら困ったことです。
確かに昔はそうでした。そういった技法を催眠療法と呼んでいました。
しかし、心の病の実態が解明されてきた現代において、そういった幼稚な暗示に頼った催眠療法では時代についていけません。
単なる子供のクセを直すぐらいならそれでもいいでしょう。
でも、心の病といわれる様々な症状や深刻な悩みの解消には、昔のやり方では限界と問題があります。
心の病を作り出している心の傷(トラウマ)を果たして暗示だけで癒せるものでしょうか?
また、深い催眠状態に入れない人は催眠療法では治せないという判断もおかしなことです。
“心の病”にかかり何年も通院と投薬で治すことができずに諦めている方々も多くいます。
そして、症状と如何にうまく付き合っていくかの努力をされています。
なぜ“心の病”を治そうとしないのか?!
“心の病”とは、
どんなに身体症状が出ていたとしても、身体に疾患があるわけではないのです。
症状を作っているのが、身体(器質)に原因が無いのであれば
原因は“心”の中に隠れています。
心の深層、“無意識”の中にある、“心の病”を作り出している原因を解消すれば治せるのです。
ここで言う原因とは大半が“トラウマ”(環境要因)と生まれ持った“気質”(遺伝要因)との融合です。
治せるといっても、“心の病”はこじらせすぎると完全には治せなくなります。
その理由は、現代の脳科学の発展で分かってきました。
トラウマや、長期にわたる精神的苦痛は確実にその人の脳を壊してしまうのです。
ヒトの脳はいったん壊れても回復する部位もありますが、ほとんどの部位では修復不可能なのです。
だから、壊れすぎると他の部位で補いきれなくなるのです。
私たちが“心”と呼んでいるもの、
それは、“脳”が深く関わっているということをもはや否定できません。
脳科学が進歩して、脳の複雑な多くの機能が解明されてきています。
“心”=“脳”とまで言い切らないにしても、深い関連は分かってきました。
“脳の高次機能”が確実に“心の働き”を作り出しています。
こうしたことが解明されていく中で、
催眠療法は無限の可能性を秘めているといえます。
ただし、昔流の方法ではなく、現代の深層心理や脳科学を基に適切なアプローチが必要なのです。
催眠状態を利用して心の病を治すときには、
深く催眠に入れる人と、入れない人とはアプローチの仕方から違います。
またどちらのタイプでも十分な効果を出すことができます。
なぜ、「治る」と表現せずに、「効果が出せる」と表現しているのだろうかと疑問に思われるかもしれませんが、「治る」と断言しないのは、正直言って完全に治せない場合もあるからです。
それは催眠にちゃんと入れないからという理由ではありません。
心の病は、実はヒトの脳が作り出しているのです。
脳内の神経回路(ニューラル・ネットワーク)が関わっているのです。
それゆえに、症状をこじらせてしまうと脳の損傷や神経回路の修正がうまくできずに完全な回復が望めないこともあるのです。
心の病は“こころ”という実体のないものが作り出しているのではなく、
脳という身体の一部の重要な臓器が作り出している病気なのです。
それは、現代の脳科学の進歩によってはっきりと見えてきました。
だったら、脳外科的な治療で治せるのかと安心されるかもしれませんが、実際に脳の手術を覚悟されるのは最終段階でしょう。
でも、諦めることはありません。心理療法のテクニックで治せます。
そのときに、催眠(トランス)状態をうまく利用すれば、脳の神経回路に働きかけやすいので大変効果的なのです。そういった効果を出す程度の催眠性トランスには誰でも入ることができます。
昔は、人の無意識に働きかけると表現していました。
しかし、詳しくいえば、意識されることのない(無意識の)反応である、情動の場としての大脳辺縁系を中心に働きかけることだと表現できます。
無意識に働きかける催眠、その実態は“ヒトの脳”に働きかけているのです。
それゆえに、テクニックの違いこそあれ、催眠に入りやすい、入りにくいという個人差は、心の病を治すのに過敏になる問題ではないのです。
もう一度言いますが、人は誰でも心の病を治すのに必要な催眠(トランス)状態に入ることができます。
しっかりとした意識があるが、ちょっとだけ普通とは違う意識状態(変性意識)に導き、その状態で、心理療法を行うのです。
心の病を治すには、意識された理性の力で、脳の情動系をコントロールできるようになることが、症状を改善し治していく(正常にしていく)ということなのです。
これまで、いろんな治療を受けても治らず諦めかけていた人も、最後の望みと思い、マインド・サイエンスの井手無動(イデムドウ)にご相談ください。きっとあなたの望みを叶えて見せます。
IMG_1976.JPG